勝った記憶、負けた記憶 ギャンブル依存症依存症に落ちる原因
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ギャンブル依存症になってしまった原因は恐らくだが、その記憶にあるのではないかと思う。依存症に落ちる人間はその記憶を元にあの時はこうだったとか、前はこうだったからきっとこうなるとか想像する。
だがそれは記憶であって今の話ではない。今とはつまりリアルな世界。リアルな世界では過去の記憶は非常に重要だ。歴史に学べとかよく聞くのと一緒だ。
だが、依存症の立場で言わせてもらえば、良い記憶、悪い記憶もたくさんあるものだが、過去から学んでいるかと言われると学んでいない。あの時はこうだったが、今回はこう。
わかりやすい例で例えるならばこうだ。
良い記憶
・いきなり当たった記憶
・ほとんどハマらない記憶
・大爆発した記憶
・狙い台が大当りだった記憶
・プレミアを引いた記憶
・大連チャンの記憶
・復活した記憶
・連日大勝利
・おおまけの後にチャラにする大勝ち
・読み勝ちした記憶
等がある。
悪い記憶
・大負けした記憶
・大ハマりした記憶
・展開が悪いときの記憶
・やめた台が大爆発した記憶
・閉店間際のプレミアム
・朝イチから10万負けした記憶
・自分以外が吹いてる記憶
・天井直前でバケ単発
・天井2回連続で大爆死
などがある。
さて依存症は経験だけは長いからこういった記憶をたくさん持っている。だが思い出すのは良い記憶も悪い記憶も実は一つか2つ程度だ。
そしてそれに頼ろうとする。どちらに偏るかというとどちらでもない。良い悪い、行く行かない。判断はない。取り敢えずやってみる。という選択肢しかない。
何故かこの記憶がたくさんあるのに活かさないのか?
答えは活かさないのでは無くて、活かせないのだ。過去の記憶を、利用しているつもりだが、自分に都合よ良いようにしか考えない。
例えば前はここまで負けたけど、なんとかチャラまで戻せたとか、負けてる時はそんな記憶を頼ろうとする。 だが当然再現する確率は極めて低い!低いのだが、何故だが30%ぐらいは再現するように勝手に思い込んでいる。
実際には2%程度だろう。
そして結果は負ける。負けた記憶は消えてなくなるが、今回の利用した逆転劇の記憶は引き続き残る。
これを繰り返すわけだ。
逆に勝ってる記憶というのも得るわけだ。そして条件が揃ったら、再現する事を期待するのだが、同様にそんなに上回ることは無い。結果どうなるかと言うと、その勝った記憶は残るが、今回の記憶は残らない。
何が言いたいのかと言うと、都合の良い記憶は残しているし、都合の悪い記憶も残っているが、それ以外の大半の負けた記憶は残らない。要するに記憶は全く役に立たない!何故ならば勝った負けたの代表的な大勝ちと大負けの記憶しか持ってないのと一緒だからだ。
そして多様な選択肢、つっこむ、やめる、様子を見る。色んなことができるはずだが、依存症は残念ながら頭が悪く情報を整理できない、立ち止まって考えられないので、とりあえず打つという選択肢になる。
どれだけ愚かだろう。どれだけやられても気づかない、分からない。いつか出てくれることを信じてひたすらにレバーを叩き、ハンドルを回す。
その姿、滑稽であり哀れである。
依存症に落ちる人間は、我慢ができない、楽観主義者で、甘えがある。誰かが助けてくれると思っている。どうにかなんてできないし、普通の人はそこまで行く前にやめる。それがわからないのだ。残念だかそれが真実。心から思う。お前の想像なんてなんの役にも立たねーよ!パチンコ、スロットで人生が狂う。やらなきゃは狂わないそれだけ。
残念ながら、勝てない人、こうなる前に気づくのは普通の人。依存症になるぐらいなら近づかない事を強くお勧めする。
割と簡単に人生が狂い、知らないだけでホントに多くの人々が苦しんでいる事実を知ってほしい。なぜマスコミが報じないのか?何故政治家が法律を作らないのか?なぜ違法なのに、まかり通るのか。
考えればわかると思う。人生が狂ってないなら強く言いたい!近づくな!!絶対に!!